最初に芽生える雑草

雑草

これ、アメリカセンダングサ。雑草除けのヘアリーベッチの間から、しつこく生えてきました。花が咲き始めるまでなんだかわかりませんでした。ただ、背が高くなりそうだったので、頑張って抜いていました。そして抜き洩らしたものが花をつけ始めて、ああアメリカセンダングサかって気づきました。写真の下の方にウラジロエノキの芽生えも見えます。

今から7年前、土地を買って、伐採してもらって最初に芽生えてきたのが、やっぱりアメリカセンダングサでした。里の耕作放棄地を覆っているオオバナセンダングサは2番手でもなく、アメリカセンダングサの次はベニバナボロギク、チチコグサモドキ。オオバナセンダングサが芽生えるころには、いろいろな雑草がたくさん芽生えていました。ツユクサ、ツルソバなど草本だけではなく、ウラジロエノキ、リュウキュウバライチゴ、シマイズセンリョウ、ハドノキなど木本も登場しました。

今回も順番は同じようですが、下の段畑はそんな雑草も少なくて助かります。

土地の古老によれば、段畑が作られたのは今から70年前、足が不自由だった当時の主がコツコツ一人で積み上げたそうです。それからどれくらい畑として使われたのかなあ。

私が最初に買った土地は放棄されて12年で、雑草の勢いは凄まじいものがありました。最初は除草剤で叩きました。しかし、それから生えてくる雑草をすべてやっつけてしまいたいわけではなく、ヒメキランソウ、カタバミ、ツボクサ、チドメグサ、やんばるハコベなど、地面を這うものはグランドカバーとして残したかったので、1回の除草剤の後は、手取り。そして取っても取ってもなくならない。雑草の種が無尽蔵に土中にあるように感じられて、辟易しました。それに比べたら、てんでおとなしい。放棄されてから30年以上経過しているのかもしれません。

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