ポンプ小屋

ガーデンの構造物

 私が来たときはすでに放置されて久しく、完全に森に戻っていたけれど、ここはかつて果樹園でした。そして原の果樹園のほとんどにスプリンクラー設備があって、ここにもありました。(森の中に残るスプリンクラーの写真はこちら

 雨が多い屋久島にスプリンクラー・・・???。必要ないというわけで、伐採するときに、スプリンクラーは撤去してもらいました。屋久島にスプリンクラー、どうして?。誰もが疑問に感じるところでしょう。このスプリンクラーは水を撒くためではなく、農薬を散布するために設置されたもののようです。でも、農薬は葉の裏側にかけなければならないのに、スプリンクラーでは葉の裏側にはかけられません。それで結局使われずに放置されてしまいました。そんなことは作る前から分かったと思うのに、なぜ高いお金をかけて作ってしまったんですかねえ???

 このポンプ小屋には農薬散布のための調節機器やタンクが設備されていました。小屋自体は雨漏りするわけでもなく、邪魔な備品をどければ、物置として使えます。というわけで、すべて撤去することにしました。このタンクは本当に邪魔で、これをどければ、随分広く使えます。さてこれどうしよう。

 捨てるのも大変と考えて居たら、最近、ここを手伝ってくれるようになったIさんが、「これをいくつかに分けて、池を作りませんか。」と言いだしました。私にはこれを分割する道具も技もないので、そんなことは頭の片隅にも浮かびませんでした。「うーん、いいなあ。池かあ。」 水草も植えられるし、ここなら熱帯魚も飼えそう。どうせなら、噴水も作ろうかなどなど、夢は膨らむ一方。

 Iさんという、アイデア豊富で実行力も兼ね備え、なおかつハイセンスな助っ人を得て、ベリーガーデンの整備は加速しています。Iさんが作ったかわいいベンチや花畑の小道については、またの機会に。

コメント