お医者さんは大変だ。

今週の月曜日に、診療所に電話して受診した時、予約時間は12:30でしたが、診療所に着いてみると、診療時間は12:00まででした。
時間外なのに予約を入れてくれたのです。
それなのに、待合室にはまだ結構待ち人がいました。
そして、実際に診療を受けたのは1:30で、処置が終了したのは2:00でした。
私が処置室にいる間、別の患者さんが診察室にいて、お医者さんは2つの部屋を行ったり来たりしながら、メスを持って切開し、レントゲンの結果を見て診断したりしているわけです。
息つく暇もなさそうでした。

その時の診察室の患者さんは、肺炎でした。
先生の真剣な声が「これはただの風邪ではありませんよ。肺に影が写ってますからね。肺炎です。抗生剤を出しますから、きちんと飲まないといけませんよ。」

ただ先生が患者さんに、きちんと薬を飲んで養生するようにと言い聞かせていたのは、この時だけでした。
それ以降は、患者さんが
「まだ、治っていないようなんです。薬をいただけないでしょうか。」
「うーん、数値を見ても、治っているんですけどねえ。」

「まだ、痛いんです。もう一度レントゲンを撮っていただけませんか。」
「骨はついてますよ。レントゲンは体に悪いんです。たびたび撮ってはいけないものなんですよ。」
てな感じで、お医者さんから見れば要らない治療をしつこく請求する患者さんを根気よくなだめていました。
そして、根負けして患者さんの請求を飲むときもあったようです。

根負けというより、時間切れですね。
待合室に人があふれている状況で、患者さんを説得し続けるわけには行きません。そんなことをしていたら、日が暮れても診察が終わらないでしょう。

今までの自分の経験では、医者にかかるとやたら検査をされ、要らないじゃんと思われるような薬をわんさかくれるという印象が大きかったので、過剰医療はお医者さんに原因ありと思っていましたが、そうでもなさそうです。

コメント

  1. kita より:

    診療所は忙しそうですね。

    最近病院に行くこともないので全く分かりません。
     思い出すのは、以前老人の医療費が無料だったとき、小さな病院は朝から行列が出来てました。
    無料のサロンみたいな感じだなと思った記憶が有ります。

    そのころ、知り合いの外国人から
    日本は不思議な国ですね。
    将来のある若い人や幼児には金を使わず、先が短い老人の医療を無料にするなんて。
    と言われたことを思い出します。
    (そのころは幼児や小学生等に対する補助はほとんどありませんでした)

    意外と病人の方が過剰医療を求めているのかも知れませんね。

    怪我が早く直ると良いですね。直るまでは無理をしないことにしましょう。

  2. うりこ より:

    お医者さんは大変です。
    患者さんのなかには、私や肺炎の患者さんのように、軽く考える人もいるわけで、そういう人には「薬はきちんと飲みきらないとダメですよ。」って念押ししなきゃいけないんですから。
    今回はちゃんとお医者さんの言うことを聞いて、OKがでるまでは、畑はお休みします。