ルリマツリとネコノヒゲ(花盗人に罪はないか)

花木 

このあたりの庭には結構植わっています。空色と白で涼し気で夏に欲しい取り合わせですが、ネコノヒゲは短日植物なので、咲き始めるのは夏の終わりころです。

ルリマツリ(プルンパーゴ)はずっと咲いてますが、ネコノヒゲほど植えられていません。この島の多くの人は花苗を買わないようです。花好きの人が買って植えた花を見て、刺し穂を貰って増やす人がほとんどのようで、集落によって植えられているものの様子が違い、つぶさに見て回ると花の発生源の家を見つけることもできます。

断りなく勝手に枝を切って持って行ってしまう人もいるようで、草子婆が怒っていたこともありました。「花盗人に罪はないとか言っても、こっちは高いお金を出して苗を買っているのに。」

「そうだよねえ。」と思ったので、「花盗人に罪はない」の謂れについて調べてみました。

以下、デジタル大辞泉より。

狂言。桜の枝を盗み折ろうとして捕らえられ、桜のに縛りつけられた男が、歌を詠んで、その風雅のゆえに許される。

なるほど、やっぱり花盗人に罪はあるんだね。

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