門左衛門の土地(続 森に戻る分譲地)

10区画くらいあるのに今は一軒しか使われていない東隣の分譲地。売り出しから30数年しかたっていないのに、すでに持ち主がわからない土地が多いそうです。我が家の西隣の農地はすでに放棄されて久しいですが、持ち主がわからないなんてことはないです。なんでかしらって、聞いてみたら、「投機目的で買った人が多いからだろ。」だって。そういえば我が家の東隣の山林は、持ち主が亡くなって、弟さんのものになっていたのに、その弟さん自身はその土地に気づいておらず、家を建てるときにご挨拶の電話を入れたら、「兄貴はそんなところも持っていたんですか。知りませんでした。」ってことでした。その時は「引退後に住むつもりだったのかしら。」って考えましたが、違いますね。たぶんこちらも投機目的。投機目的で買った土地が値下がりして損をしてしまい、誰にも言えずに、本人が亡くなってしまえば、持ち主がわからなくなってしまいます。この島の分譲地にはそういう土地がたくさんあるそうです。

まあ、僻地では農地、山林の相続が放棄されて久しく、持ち主が「門左衛門」とかの土地が多いって聞きました。「門左衛門」っていつの時代の名前かしら、明治の初期ですかねえ。

ここ屋久島も「門左衛門」の土地が増えてくるんでしょうか。

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