千尋の滝の白い橋

お散歩&景色

千尋の滝の展望台のわきに、ロープが張られて、「危険入るな」という看板があるところがあります。yahoo地図にはモッチョム岳へ登る道から分かれて川沿いに行く道が載っています。「もしかしてこの道かしら、危険ということは途中でくずれたりしているのかも。ダメなら引き返せばいいし。」てなわけで降りていきました。

道は途中から堅固なコンクリートの階段に代わり、危なそうなところはありません。


確かに急な階段で、これ降りてしまうのはいいけれど、上がってくるのは息が切れるだろうなあ。ねえ、はるさん。でも手すりもあるし、危なそうなところはなさそうですよ。

と思いつつ降りていくと、白い橋が見えてきました。

冒頭の写真です。

あの橋からなら滝は真正面。よくみえるだろうなあ。ようし。てなわけで降りることしばし、橋が近づいてきました。



ところが、橋には柵があって鍵がかかっていて、入れないようになっていました。

せっかくこしらえた橋を封鎖するには何か理由がなくてはいけません。調べてみるとガイドを雇ってこの橋を渡った人の感想が出ていました。

「こら、ガイドの既得権を保護するために危険の札を立てた挙句、橋を封鎖しているんかい?」

で、人にいろいろ聞いてみると、実際ここで死亡事故があったそうです。こんなところでどうやったら死ぬのかなあと考えました。でも、そういう目線で見てみるとこの道筋の脇の流れなんか、雨の時はあっという間に増水して人を押し流すのかもしれないと思い至りました。

藤野に住んでいた時に、近くの道志川で毎年のように死亡事故が起こっていたことを思い出しました。地元の人はあっという間に増水する川であることを知っているけれど、観光客は知らないから、暢気に構えて事故に巻き込まれる。ここもよく知っている人と一緒に来てねってことかしらね。

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