春草。ここにはタンポポがない。

グランドカバー

春と言えば、タンポポでした。過去形です。
s-タンポポ1

タンポポも丈が高くならない重宝な草で、藤野では残すべき野草でした。
屋久島にはタンポポはないようです。オニタビラコは多いですが。

そういえば、カキドオシも見かけません。
花が咲かないと目立たないので見落としているだけかもしれませんが、少なくとも家の果樹園にはありません。

藤野の春を彩ったノエンドウやホトケノザも少ないし、オオイヌノフグリなんか全く見かけません。
ここの路傍は、1年365日、常に元気なオオバナセンダングサが頑張っているし、宿根性のチドメグサやオオバコばかりでなく、他所では枯れてしまうイネ科雑草やツユクサが枯れずに越冬するので、1年草の春草が入り込むすきがないように見えます。
ノエンドウが芽吹いているのは、家の駐車場のように、人が除草剤を撒いたりして、夏雑草や宿根雑草を枯らしているところが多いようです。ここにはカラスノエンドウは少なく、もっと小型のスズメノエンドウが多いみたいですが。
人手がもっとかけられている畑は春草の天国ですが、そこはおなじみの春草(ホトケノザ、ノエンドウ、オオイヌノフグリ、ハコベ、ナズナなど)とは違う春草(ノハラツメクサ)に占拠されています。
今のところ畑だけですが、駐車場なんかにも侵入しつつあり、そのうち路傍がオオバナセンダングサに占拠されたように、畑や駐車場もノハラツメクサに占拠されるかもしれません。

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