屋久島も少しずつ秋の気配で、花盛りだったオオバナセンダングサ(アワユキセンダングサ)にも陰りが見えてきました。
花盛りの時はちょっときれいなものです。
移住者の友人は、ここへ来た時に庭に植えようとして、近所の人に止められたと言っていました。
もともと観賞用に導入されたものですから、きれいですが、すごい繁殖力で、一度植えてしまったら、収拾がつかなくなります。種は俗にいう「引っ付き虫」で、人や動物について移動し、あちこちにばらまかれます。
手が入らなくなった果樹園にはあっという間にこれが侵入します。
日本では、ブタクサやセイタカアワダチソウとともに侵略的外来種として登録されています。
侵略的外来種と言えば、日本から出て行って、世界の嫌われ者になっているやつもあります。
例えば、葛。土手の土留にするために、アメリカ人が持ち出したそうです。藤野あたりでも、急傾斜で土砂崩れが心配な所に植えられたりしていましたが、アメリカでは政府が土手の土留用に葛を奨励して広めてしまったようです。
イタドリなんかは、観賞用として出て行って、やっぱり嫌われ者になっています。
そういえば、屋久島ではイタドリは見かけません。
藤野では春の山菜でしたけどねえ。
オオバナセンダングサは藤野にはありませんでした。藤野にあったのはコセンダングサ。
侵略的外来種も藤野とは違います。
屋久島には、世界のワーストにあげられている侵略的外来種もあります。
ダンチク。
これです。
これも暖かくなければダメなようです。
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