突然のバーベキュー

網の上で焼かれているのは、イソマグロの頭。Ｉさんからの頂き物です。もちろん頭は主役ではなく、主役は、お刺身用のさくで、さくになってしまっていたら、本体がわからないだろうからってことで、頭を持ってきてくれたわけです。

さて、これどうしよう。写真に撮って、あとは掘って埋めてしまってもよかったんですが、それじゃあ、この魚も浮かばれないだろう、それにおいしいのは頭だよねってことで、バーベキュースペースに火を起こして、こんがり焼き上げました。

おいしかったです。私は目の周りの肉が一番おいしいと思うので、ちょっと遠慮してましたが、他の人たちは、かまの所ばかりせせって、眼肉に手を付けないので、結局、私だけで食べてしまいました。

学生の頃、キャンパス近くの食堂に魚のあら煮のメニューがあって、私はこれがお気に入りでしたが、他の客があら煮を食べている姿を見たことはなく、やがてお店のマスターは、私がのれんをくぐると「あら煮かい？」って声をかけてくるようになりました。「おお、来た来た。これであらが無駄にならない。」ってなところだったのかもしれません。