森に戻る分譲地

日々の暮らし

我が家の隣の分譲地、売り出されたのは30年前、正確にはわかりませんが、10区画くらいはありそうです。すべての区画が売約済みだそうですが、家は4軒しか建っておらず、住んでいるのはそのうち一軒だけです。残りの3軒のうち1軒は住んでいた人が一昨年なくなって空き家、もう一軒はかつてシュークリーム屋さんだったところですが、事情があって持ち主が帰って来られず、放置されて7年、すでに廃墟になりかけています。もっと早くに誰かに貸していれば、廃墟にしないで済んだのに。

それでもその4軒はとりあえず家が建って、使われたわけですが、残りの区画は、買ったまんまで放置されて、森に戻ったわけです。30年前に買ったときは、いつかはここに住もうって夢を見たのかなあ。夢ってこんなに実現しないもんなんですねえ。

それでも、とっとと売っ払う気にもなれず、売る気になっても、えっというような値段で売りに出すので売れません。そのままずるずる、どんどん価値が下がるものを持ち続けるわけです。隣に限らず、ここにはそういう空き地や空き家がたくさんあります。なんで思い切らないんでしょうねえ。

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