私がここへ来た7年前、原では県道沿いの果樹園は手入れが行き届き、放棄され始めているのは、私が手に入れた土地のように県道からだいぶ入り込んだ不便な場所でしたが、最近は県道沿いの果樹園でも荒れが目立つようになりました。
今度私が手に入れた果樹園は、ご主人がなくなってから親族の人が手入れをしてきました。しかし、その人もすでに80を超え、体がきつくなってきたからということで、私に買ってくれないかという話が来たわけです。
7年前、ここの土地を買ったとき、仲介に入ってくれた元区長さんが案じていた通りの成り行きです。これまで原の果樹園が放棄されなかったのは、園主が働けなくなっても、後を引き受けてくれる人手があったからですが、さすがに尽き始めたようです。
そんなわけで、少しずつ農地を手放してもいいという人が出始め、我が家のすぐ近くのボルダリングエリアの隣の農地も持ち主が変わりましたが、いくらで買ったか教えてくれません。元地主さんに口止めされているようです。我が家の隣地は農業委員のあっせんですが、7年前ここを買った時よりずっと安かったです。教えられないってことは、それよりずっと安いってことか。反15万とか、10万とかかなあ。
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