家に遊びに来た地元の人に、「この花何ですか。見たことない。」って言われてしまいました。「お茶の木ですよ。」って答えると、「わあ、初めて見たあ。珍しい。」って写真を撮っていました。
ここ屋久島はお茶の産地でもありますが、畑のお茶はもちろん、庭木として植えられているお茶の木も、ちゃんと剪定されているようで、野放図に伸び放題になって、花を咲かせて実をつけているお茶の木は珍しいのかもしれません。写真の奥に写っている丸いものが実です。
かつてお茶の産地では、この実から油を抽出していたようです。お茶はツバキの仲間だから、ツバキの実からツバキ油が搾れるように、お茶の実油も搾れるんでしょうね。お茶の実油には薬効があるようで、現在も全く作られていないわけではありません。
ここを造成してくれた中村重機さんが、気を使ってお茶の木は残してくれたようです。ただ、刈り込む手間さえ省いているんだから、手をかけて自分でお茶に加工したり、お茶の実油を搾ったりする時が来るかどうかは怪しいものですけどねえ。
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