手前はサルビア、奥の空色の花がアゲラタムです。
ここではサルビアは周年咲き、アゲラタムは冬咲きです。というか、アゲラタムは夏の暑さに弱いらしいです。
花壇を作った時、サカタのカタログから「暑さOK」というコメントが付いている種を選んで蒔きました。このアゲラタムも「暑さOK」のはずだったんですがねえ。一緒に蒔いたヒャクニチソウやニチニチソウ、サルビアスプレンデンスが満開になっても、葉がわさわさ茂るだけで、咲く気配を見せませんでした。「なんだこれ?」と首をかしげていたら、秋風が立つ頃になってつぼみが見え始め、冬を迎えて満開になりました。で、よくよく調べたら、暑さに弱いということがわかりました。どこが「暑さOK」なんだか。
ここ屋久島は島なので、夏でも35℃とかになったことは1回もありません。それでも植物にはつらいようです。問題は昼暑くなることより、夜に温度が下がらないことのようです。
で、この時選んだ花を育ててみたら、純粋に1年草だったのはヒャクニチソウだけで、アゲラタムは冬から春まで咲き続け、夏は花が休んで、また秋から咲き始めました。サルビアスプレンデンスもずっと咲いています。ニチニチソウはだいぶ寒さに弱く、冬は花がなくなり、冬を越せない株も出ましたがあらかたは冬を越して4月ころからまた咲き始めました。
春まき1年草の中にはこのtender perennialがたくさんありそうです。ここ屋久島で冬も元気に咲いている花は多年草の可能性が高いというわけで、調べてみたら、コスモス、クレオメ、マリーゴールド、インパチェンス、千日紅なんかも多年草でした。ペチュニアは本土でも冬を超えるから、tenderじゃなくてhardy perennialに近いですよね。
さて純粋な1年草ってどれくらいあるのかなあ。
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