原集落の園芸フリーク、草子婆さんの庭です。真冬でもピンクのハイビスカス、オレンジのカランコエ、黄色のユリオプスデージーなどなど、にぎやかです。
地植えできるスペースはほとんどなく、鉢植えが主、おまけに大きくなったら困るということで、年がら年中刈り込まれているので、ピンクのハイビスカスの前の品種不明のノボタンなんかまだ咲いていませんが、我が家ではすでに満開です。
ノボタンの他にも、我が家の庭にはここで貰ったものが多数あります。
最初は「もう年だからね、そろそろ終活や。植木も減らしていかないと。あげるから貰いに来てや。」と言われました。確かに80くらいなはずだから、手入れも大変だし、減らした方がいいのかもと思って、ありがたくいだたきました。
その後、散歩で庭の前を通った時、「えっ、違うものが植わっている。」
それから気を付けてみていると、新しいものがどんどん増えていきます。何か終活だか、そういうのはリストラっていうんですよ。
草子婆の庭でリストラされずに残っているハイビスカスは非常に優秀です。花が美しく、花付きが良く、真冬も普通に咲きます。「これはあげられないけど、さし穂はあげるから、挿し木してみな。」と言われて、挿し木したので、これらのハイビスカスは我が家でも咲いています。まだ、木が小さいから、そんなにたくさん咲かないけど。
草子婆の庭で育たなかったものは、ここでは育てられないってことです。まず1番に上がるのはクリスマスローズ、「2年持てばいい方や。」ってことでした。藤野の庭ではこぼれ種で増えて、グランドカバーとして超優秀で、私の一番のお気に入りでした。ここへ越してくるにあたって30鉢以上掘り上げて持ってきましたが、ほとんど花を咲かせることなく、2年足らずで全滅してしまいました。草子婆さんがあれだけ手をかけて、それでも育たない、諦めもつくというものです。
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