移転登記に手こずる。

6年前、ここを買ったときは、売り主の地主さんは、高齢とはいえ、かくしゃくとしていて、古い家で一人暮らしをされていました。森に戻っていたとはいえ、かつては自分もかかわっていたミカン畑で思い入れもあって、登記簿がどこかへ行ってしまっているとかいうこともなく、移転登記はスムーズでした。

今回、地主さんの一人は鹿児島市で、親御さんの土地を相続しただけのようで、思い入れもなく、登記識別情報通知書も見つからず、引っ越しもされていたのに、登記識別情報の住所移転登記をしていませんでした。というわけで、住所の移転登記もしなければなりませんでした。

もう一人の地主さんは、一人暮らしがおぼつかなくなってきたので、近所のグループホームで生活されています。だから、登記識別情報通知書を添付せずに、書類を提出したところ、住民票と登記識別情報に記載された住居に本人限定郵便というものが法務局から郵送されましたが、いくら目と鼻の先のグループホームでも、生活の拠点が移ってしまっていたので、この郵便が受け取れませんでした。というわけで、提出した書類はご破算になることになりました。うーん、難しい。

土地の代金を払っちゃっていなければ、土地を買うこと自体を止めようかと考えるくらいの面倒くささです。司法書士を頼めばいいんですか。法務局はそれを勧めてくるんですよね。「おまえら、ぐるか。」って感じ。ここまでやってしまったんですから、今更司法書士なんか頼みませんよ。

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