草だけじゃなく、あっという間に木が生えちゃうのが屋久島です。
ここは、お金持ちの別荘の離れ家ですが、放置されています。
そして、屋久島で忌み嫌われる雑木、雑草に覆われています。
左の大きな木から右端のススキまでに、ヤバイ雑木の三役が見事にそろっています。
左端は横綱 ウラジロエノキ 通称バカギ
我が家でも伐採後一面に芽を出しました。
近所の人に聞いたらバカギと言われましたが、バカギで検索してもヒットしませんでした。
水っぽくて柔らかくて、建材どころか薪にすらならず、台風などで折れやすくて危ない、いいとこなしのバカギというわけ。
放置すれば、あっという間に見上げるような大木になります。
右端ススキの隣は大関 シマイズセンリョウ
どこかの島はこのシマイズセンリョウに席巻されて、他の木が押しやられてしまったそうです。恐るべし。
ウラジロエノキの芽生えが一段落してから芽生えてきました。
今はこれとバライチゴを抜くのに大わらわです。
真ん中は小結 ハドノキ
白い小さな実がサルの好物だそうで、サルを寄せてしまうそうです。
実を食べてみましたが、味はしませんでした。
上の二つより数は少ないですが、侮れません。
岩の間に好んで芽生えるようで、始末が大変です。
散歩コースのモッチョム農道沿いに、一番多いのはシマイズセンリョウ、次がハドノキです。
写真左がハドノキ、右がシマイズセンリョウです。
我が家でもこの3種は芽生えが多く、手を焼いていますが、いままで正体が不明でした。
最近我が家を訪れた人が植物に詳しく、名前がわからなかった厄介な雑木の名前が一気に判明してすっきりしました。
冬の間にこれらとバライチゴ、カラスザンショウ、イヌザンショウ、タラノキなどのとげとげ灌木の芽を抜いてしまいたいと思っているのですが、結構大変です。
コメント
屋久島は雑草だけでなく、雑木も多いようですね。ジャマになる竹は有りませんか。
当方の土地は耕作放棄されたあと、小さな竹とノバラに占領され4000m2の伐採に3年ほど掛かりました。
今でもあちこち生えてきますので、その都度取ってます。
他に、センダンやイヌビワ、ハゼの木が雑木として良く生えますが、センダンは建築資材に、イヌビワの熟した実はジャムの原料に、ハゼは蝋の原料になります。当方では邪魔者です。
そちらの雑木と似たようなものではクサギの木(正式名称は分かりません=葉を触るととても臭い)は薪にも建築材にもなりませんが新芽を天ぷらにすると食べられるようです。一度食べてみたいと思います。
そちらの雑木も食べられませんかね。
ちょっと先に孟宗竹が侵入しているスギ林がありますが、結構距離があるので、しばらくは大丈夫だと思います。
竹は固まって増えるタイプ(clumping)とランナーが伸びるタイプ(running)があって、ランナータイプは管理できないので、持ち込んではいけないと思います。
なので、タケノコを取るために、clumpingの緑竹を導入しようと思っています。
すでに屋久島には導入されているはずなのですが、どこにあるか分からず、苗を買うしかないようです。
バライチゴは実はおいしいので、野バラよりましですが、棘が多いし、増えすぎて管理が難しいので、根絶する予定です。
センダンは見かけません。ハゼやイヌビワはありますが、たいした数ではありません。
イヌビワって、完熟すれば、生でも食べられますか。それなら少しは残してもいいかなって思います。
クサギは多いです。食べてみましたが、そのままでは苦くて食べられませんでした。
雑木三強は食べられないです。
クサギの木は天ぷら(加熱)にすると臭いが消えるようです。
ドクダミ草は天ぷらにして食べたことがありますが、匂いは消えて美味しいですよ。
イヌビワは雄木と雌木があるようです。
雄木の実はおいしくありませんが、雌木の実は真っ黒に熟します。そのまま食べても甘くて美味しいです。
当方も雌木を2箇所に残してます。
その他、
クサギの木にはよく虫が付きます。幼虫を取って焼いて食べたらとても美味しそうです。
父が良く食べたましたが、当方は食べられませんでした。
切ってしまったけど、父親の気持ちになって一度食べてみるかな。
東北のの人がイナゴを食べるのやハチの子を食べるのと同じかもしれませんね。
栄養が有って美味しい?
クサギはゆでたら臭いはなくなりましたが、苦味が強かったので、そのまま一晩水にさらしたら、今度は味がなくなってしまいました。
加減が難しいみたいです。そこまで手間かけて食べるほどのもんでもないってことで、それっきりです。
今、実が付いているのは雄ですね。
ネットで調べたら、雌でも実の味には個体差が多いってことでした。
だいぶ昔に、蜂の巣を取ってもらったことがありました。
取った巣の中には蜂の子がうごめいていて、取ってくれた人は、うごめいている蜂の子を「食べるか?」って差し出しました。
私が思わず引くと、その人は「おいしいのに」と言って、うごめいているのを食べてしまいました。
あの時、食べてみればよかったって、20年たった今でも思います。
ついでにこっちのクサギには虫は付きません。