屋久島では宅急便の業者は限られます。
離島料金を取らないのが、ゆうパックとクロネコヤマトだけだからです。
この2つの業者の違いは、微妙なもののようで、シェアを2分しています。
seiyuドットコムはゆうパック、amazonはヤマトで商品を発送してきます。
駿河屋は、商品買取にはゆうパックで送るように指定してきますが、商品の発送はヤマトだったりします。
これはゆうパックが、1パックの限度が30kg、ヤマトが25kgだからです。
私が駿河屋に本を売ったときは、30kgの箱が19個でしたから、全部で570kg。
ヤマトで送ったら、23個になるから、送料は高くつきます。
宅急便はヤマトのほかにも、佐川、ペリカン、カンガルーっていろいろあるけれど、離島料金がつかない本土でも、やっぱりヤマトですかねえ。
ヤマトなら、おおかたは発送した次の日には、品物が届くし、屋久島だって2日で着くことがあります。
距離を考えたら、奇跡的です。
まさか飛行機は使わないでしょうから、トラックでしょう。
まず、東京から鹿児島まですべて高速で行くと15時間かかります。
フェリーは、1日1便しかなく、朝8:30に鹿児島を出て、昼12:30につきます。
それだけだって19時間かかってしまいます。待ち時間、休憩時間は含んでいません。
集荷や仕分け、ドライバーの引き継ぎなどがシステマテックになっていなければ、できないことです。
つい先日、通販で頼んだ品物が、6日かかって到着したことがありました。
相模原市の藤野にいた時でした。
発送元はアメリカではなく、静岡です。
22日に注文された品物を26日にやっと発送した通販会社もなんだけれど、
27日の朝5時に相模原市の集配センターに到着していた荷物を、一晩倉庫で寝かしてしまったカンガルー便もなかなかのものでした。
こういうことが絶対にないのが、ヤマトなんですよね。
相当無理をしているのかもしれません。
カンガルー便の西濃運輸は、制限速度を守ることでは、定評があるそうです。
集配センターでも、機械に合わせて人をこき使うようなことをせず、のんびりやっているのかもしれません。
働いている人にやさしい職場なんでしょう。
でも、やっぱり宅急便なら、カンガルーではなくヤマトを選んでしまう。
こういう消費者の指向が、労働現場を圧迫し、しいては自分の首を絞めることになる。
わかってはいるんですけどねえ。
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