台風16号では、雨がたいして降らなかったため、海から巻き上がって吹き付けた塩水が洗い流されず、畑の野菜に大きな被害がでました。ここいらの農家の野菜を主に売っているやまんこ売店は、品物が入らなくなったから、しばらくは営業を取りやめようかと言っています。
「なんだピーマンしかないじゃん」とか文句を言いつつ、毎日やまんこで、ピーマンを買っていた私は、ピーマンすら買えなくなって焦っています。しばらくはスーパーの高い野菜でしのぐしかありません。
塩害は、当然、海に近い所に集中しています。
しかし、海からの距離が変わらなくても、前に高い木があったりすれば、被害が食い止められています。
こちらは、無事なパパイヤ。
こちらは無残なパパイヤ。
海からの距離はたいして変わらないのに。
遮るものがない県道沿いは、ひどいことになっています。
もちろん、植物によって状況は違います。
このあたりで防風林に使われるケタの木などはびくともしません。
クロトンなんかも全く平気。コルディリネは種類によって多少弱いものもあるようです。
概して、クチクラが発達した照葉樹は塩に強いようです。
熱帯の木は照葉が多いけれど、そうでないものもあります。
例えばシコンノボタン。このあたりではほぼ周年花を咲かせるので、どこの庭にも植わっていますが、すべての葉が茶色に枯れてひどいことになっています。まだハイビスカスのほうがマシですが、こちらもやられています。
パッションフルーツやパキラも多少やられています。
屋久島ではクロトン、コルディリネ、パキラは鉢植えの観葉植物ではなく庭木です。
防風林の必要性が身に沁みました。
コメント
熱帯果樹は塩害に弱いのが多いですネ。
フェイジョア、アセロラ、ピタンガは塩害に強いです。
ホンコンカポック、アダン、タコノキも塩害に強いです。
丈夫なアセロラ、ピタンガ、グルミチャマ、チェリーオブリオグランデ、ジャボチカバを摘み取り園の主役にしたいと考えています。
後はいろんなものを少しずつ植えて、うまくできるものを増やしていこうと考えています。
とりあえずは、除草に専念します。
ロスサポテの種ですが、業者が忘れてしまい、催促したので遅くなっています。
グランドカバーのペレニアルピーナッツの種もようやく発送されたようです。
頂いた種はほとんど発芽しましたが、シャカトウだけはでてきません。
時間がかかるのでしょうか?
カイズカイブキも塩害に強いです。
ヒノキ科ですのでリモネン成分もあります。
防潮林としては良いかも!?
グァバも実生から3年で結実し鈴生りになるので摘み取りには良いです。
背丈を低く保つ必要がありますが!?
ロスサポテの種、楽しみです。
ペレニアルピーナッツについて勉強したいと思います。
すみませんがシャカトウは頂きもので発芽に関しては分かりません。
ストロベリーグアバ以外の大実のグアバは虫が入って熟す前に落ちることが多いと近所の人に言われてしまいました。
確かにすごくいい香りですから、虫もよるのでしょうか。
こちらでは防風林はバカの一つ覚えのようにケタの木です。正式な植物名は分かりません。
潮風どころか、除草剤でもびくともしませんが、周囲に種をこぼして、ほっておけばケタの林になります。
屋久島ではミカンコミバエは根絶されていませんか?
沖縄のミカンコミバエ、ウリミバエは根絶されて久しいです。
今では果実やウリ類にウジがわくことはありません。
ミカンコミバエは根絶されたようです。ウリミバエは入ってきてもいません。
ガとかカメムシの類ではないかって言ってましたけれど。