道の脇のヤシが実をつけて、甘い匂いを発していたので、それがヤタイヤシだと気が付きました。
別名 ココスヤシ
ヤタイヤシの実は、香りがよくて甘いという話を聞いていたのですが、実際に食べたことはありませんでした。
早速味見。
確かに濃厚なあんずのような香りで、甘酸っぱい。
味はいうことないのですが、問題は種の大きさと繊維の多さ。
甘酸っぱい味を楽しんだ後に、口に残る繊維は、吐き出すしかありません。
誰が手入れするわけでもない道端で、けなげに実をつけるのですから、丈夫であることは間違いありません。
簡単に育つものなら、ベリーガーデンに植えてもいいかもと考え、ちょっと調べてみました。
ヤタイヤシは成長が遅いヤシでした。
成長速度は1年間に数センチ。
発芽までだって半年以上かかるようです。
こういう成長が遅い木の苗は、目が飛び出すような値段だから、買ってまで植える気はありません。
しかし、今この種を蒔いて、これが実をつけるまでに何年かかるのだろうと思うと気が遠くなりそうで、種まきを躊躇しています。
10年では無理でしょうねえ。20年後ぐらいでしょうか。
それまで私は生きているのかしら。
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