23夜祭

日々の暮らし

準備が本当に大変でした。

原集落は9班に分かれていて、我が家は5班に属します。移住者の中には集落の仕事には一切出てこない人も多く、19世帯もあるのに、手を貸してくれたのは5、6人でした。

ひしひしと感じたのは地域の高齢化。私も高齢者ですが、まだ後期高齢者には間があります。しかし、数えてみたら、19軒のうち後期高齢者が6軒、高齢者が8軒、高齢者ではないのは5軒しかありませんでした。

23夜祭は班が回り持ちで準備をします。今年は5班でした。

担当の班から、2人、神様役を決め、神様が日の入り、月の出、日の出を拝み、集まった集落の人たちが神様に倣って拝みます。かつては夜を徹してどんちゃん騒ぎだったようですが、今は静かなもので、月の出の後は自宅へ引き上げ、日の出前に出直すようになりました。

それでも、日の入りは17時40分前後、月の出は夜中の1時前後、日の出は7時15分前後。

連日の準備で疲れているのに、これは結構ハードです。当日は夜半から雨が降り出し、月は拝めそうにないということで、そういうときの事例に倣って10時に切り上げました。それでも結構大変。

写真のお備えの他に神様やお手伝いの人の夜食も用意しなければなりませんし。

それにしても、変だと思いました。お祭りなのに、担当の班の人以外は一切顔を出しません。2人の神様もお参りに来る人がいなくて、手持無沙汰。準備の5班の人たちも長い待ち時間を持て余していました。

で、小島から手伝いに来てくれているIさんに聞いてみると、それは変だと言われました。小島では担当班以外の集落の人がボチボチお参りに来て神様を拝み、ちょっと飲んだりしてにぎやかだそうです。

原ではいつから担当班以外は一切かかわらないという風になってしまったのか。何があったのでしょうか。今度、土地の古老に聞いてみようと思っています。

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