野草グランドカバーの最終ランナー

 最初のヒメキランソウ、コナスビからカタバミ、ツボクサと変化してきた野草グランドカバーの主役たちは、最終段階を迎えたようです。結局最後に残ったのは、チドメグサ、ケニオイグサ、ジシバリ、ヤンバルハコベで、ヤンバルハコベは一年草なのに、年中無休で発芽してこれだけで安定した群落になっているところも結構あります。
 チドメグサは路傍でも珍しくありませんが、ケニオイグサ、ジシバリはあまり見かけません。この間、様子を見に来た近所の人が、ジシバリをみて、「あら、この草、昔はたくさんあったのに、最近は見かけなくなったねえ。」と言っていました。
なるほど、もしかしたら除草剤に弱いのかもしれません。たぶん除草剤が使われる前の果樹園にはたくさんあったのでしょう。
ケニオイグサも同じかもしれません。
 問題はこれらの間からボチボチ芽生えるシダ類で、放っておくとじわじわと増えて侮れません。ここの樹林下にはシダが群生しています。シダは、工事でむき出しになった斜面の土留としても使われます。だから放置すれば、やがてすべてシダに覆われることになるでしょう。だた、日向の場合、シダは最終ランナーではありません。やがてこのシダの間からススキが芽生え、シダを押しのけて広がっていくでしょう。我が家の隣地のまばらな樹林下のシダの群落は今ススキに取って代わられつつあります。我が家が木を切ってしまったせいで日が当たるようになったからでしょう。ここから種が飛んで我が家にススキが押し寄せることにならなければいいのですが。

この冬はこのシダと戦うことになりそうです。根っこが深く地面を這っていて、シダの駆除はけっこう大変そうです。

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