浦崎を探して

母はここに来たときはすでに認知症が進んでいましたが、足腰はしっかりしていました。目を離すと徘徊してしまうので、日中はデイサービスを利用していました。ただデイがお休みの日曜日は一日２人でいなければなりません。母はドライブが好きだったので、お休みの日は車を出して、景色がよくて犬を離せる散歩道を探していました。浦崎公園はこのころのお気に入りの散歩コースで、かつては手入れされていたようですが、そのころすでに荒れている感じでした。

そうだ、また浦崎に行ってみようか。突然思い立って、はるさんを車に乗せて、あのころの記憶を頼りに車を降り、歩き始めましたが、どうやら県道からの入り口を間違えたようで、違う方向に歩いているということは、見えている山でわかりました。完全に逆戻りするのも無駄に思えたので、見えている山を頼りに軌道修正して、見覚えのある柵にたどり着いたときには１時間近く経過していました。

思った通り、あの頃よりもっと荒れていました。

浦崎の突端まで行って、写真を撮りました。まず、突端から海。冒頭の写真です。

浦崎は結構南に飛び出しているように見えたのですが、右側にも突き出たところが見えて、さてあれはどこだろうと思ってこれも写真に収めました。帰ってから調べてみたら、平内も結構突き出していることがわかりました。

さて帰り道を探しました。周遊できる道があったとはずですが、戻り道は途中から手入れが不十分で藪になっていたので、結局同じ道を逆戻りしました。ありがたいことにこの道だけは草が刈られて手入れがされていました。

はるさんはこういう道が大好きなのでご機嫌です。

柵のところまで戻って、それからまた山が見える方向にせっせと歩いて県道に戻ったら、止めた車のすぐ近くで、入る道を１本間違えただけだったということに気づきました。

そこそこ覚えていたわけか。