トンビではない猛禽類

ときどき見かけるんですが、毎日来る鷺と違って、時たましか来ないし、鷺なんかよりずっと素早く、カメラを持ってじっと機会を窺う根気がない私には写せそうにありません。
トンビではないと思える理由は、その色。
茶色ではなく、グレーだからです。
グレーの猛禽類っていうとハヤブサですかねえ。
大きさもトビより小さく見えるし。

ハヤブサで検索して、写真を見た限りでは間違いなさそうですが、そこで一つ発見。
ハヤブサって猛禽類のタカ目ではなくなったんだそうです。
DNA鑑定の結果、タカよりもインコやスズメに近いことがわかって、新たにハヤブサ目が創設され、タカ目ハヤブサ科からハヤブサ目ハヤブサ科に変更になりました。
スズメやインコは、猛禽類のタカ目からはだいぶ遠いです。タカの餌になってしまうわけですし。
タカと同じようにスズメやインコを餌にしているハヤブサが、タカではなく餌たちと近縁だなんて、形や習性を根拠にした系統分類では想像もつかないところでした。

というわけで、ときどき飛来するタカに似た鳥は、猛禽類ではなく、大きくて獰猛なインコちゃんということになるのでしょうか。

コメント

  1. kita より:

    大きなインコちゃん。

    またまた訪問客が増えましたね。機会がありましたら、ぜひ写真をアップしてください。
    楽しみにしてます。

    獰猛な猛禽類より、大きなインコちゃんの方が可愛くて良いですね。
    しかるにその実態は。

    人間は牛や馬や豚も食べますし、鳥も食べます。
    一番危ない動物は人間かも知れませんね。

  2. うりこ より:

    かわいいというより、精悍な感じです。
    飛んでる時なんか、ちょうかっこいいです。
    トンビは風に煽られたりすると、よたよたしたりして、小回りが利かない感じですが、ハヤブサははしっこそうに見えるんです。
    てなわけで、止まっているものすら満足に写せない私の手に負える相手ではありません。