コーヒーの北限は屋久島だ

果樹

ノルンの前のお宅で、コーヒーがこぼれ種で増えているという話を聞いて芽生えた小苗を貰ってきました。上の写真です。親木には実もなっていました。なからせの黄色いコーヒーの実より粒が大きくて色は赤でした。コーヒーチェリーの味は、以前、麦生のコーヒー園で食べたものよりさらに味が無く、「まあ毒はないから食べられるんだろうけど」くらいなものでした。麦生のコーヒーチェリーなら薫り高いコーヒーを思い浮かべながら、果肉を食べて処理するという手もありかと思いましたが、ここまで味が無いと食べるのはちょっと苦痛かも。

コーヒーの北限は沖縄と言われていますが、奄美大島ならどの品種も楽々行けると思います。しかし、ここ屋久島は奄美大島よりさらに北、最低気温もだいぶ低いです。だから、品種を選ばないと冬を越えません。文献とかをあたるより、ここで生き残っているコーヒーの木を探す方が確実です。

こぼれ種で増えるコーヒーの話を私は3回聞いています。1つ目はなからせの農園(ボタニカルからきました)、2つ目はノルンの前のお宅のこの小苗の親木、3つ目はまだ話に聞いただけで確かめてはいませんが、尾之間の亀沢農園さんのお宅のコーヒーの木です。この3つ目が先の2種と同じかどうかは確かめてみないとわかりません。

北限のコーヒーを調べていたら、北限のコーヒーを売りにしているカフェを見つけました。なんと茨城県。嘘やろと思って調べたら、ハウス栽培でした。こら、コーヒーは温度さえあれば、北海道でも育つんだよ。ハウスで北限を謳うな。

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