温帯と亜熱帯のはざまで育つべりーを探して

ブルーベリーは止めようと思っていましたが、近所の人たちが結構作っているので、やっぱり作ることにしました。
植えるときにピートモスさえやっておけば手間いらずなのに、おいしいですから。
ただ、作っている人の評判は、よくできるという人、実がならないという人、枯れたという人、様々です。
たぶん品種の関係だと思います。
ここ屋久島には苗ものを扱うお店は1軒しかなく、鹿児島市から苗を仕入れているようです。
鹿児島市は寒いですから、冬に温度が下がらないために、花芽が付かない可能性を考える必要がありません。
もともとブルーベリーは寒い所のもので、特にハイブッシュ系は暖地では育ちにくく、低温要求性があるものなのです。
しかし、ブルーベリーを暖かい所でどうしても育てたいと考えた人たち(アメリカ人とかオーストラリア人ですかねえ)が、凄い勢いで品種改良して、現在は暖地に向く品種が作られています。
ブルーベリーの苗は品種を選ばなければ、とても安いのに、品種を指定すると結構高くつきます。
まっ、仕方ないか。
とりあえず、暖地に向く10本くらいを育ててみて、少しずつ買い足すか、挿し木するかしていくつもりです。

ブルーベリーをやるなら、ラズベリーとかブラックベリーなんかも欲しいと思いました。
ブラックベリーはもともと暖地のものなので、簡単ですが、ラズベリーは冷涼地のものだから、無理かなと思いました。
亜熱帯原産のブラックラズベリー(マイソールラズベリー)というのがあって、これは育てるつもりでしたが、赤い品種は無理だろうとあきらめていました。
しかし、ふと考えたのです。
ブルーベリーであんなに頑張る人たちなんだから、ラズベリーだって頑張るに違いない。
というわけで、オーストラリアの苗屋で探したら、やっぱり暖地むきの品種がありました。
これで、ラズベリーもできそうです。苗が来るのは1年以上先になりそうですが。

ついでに、ジューンベリーも植えてみました。
これも寒い所のもので、無理かなとも思いましたが、苗が安かったので、試しに入れてみました。ダメ元です。

すももはここいらでは、花螺李という台湾系の品種が植えられています。
実は小さいですが、完熟すればおいしいし、めちゃくちゃ丈夫なので、これも植えたいと思っていたのですが、苗がどこを探してもないのです。
苗屋の主人には「一時流行ったけど、最近は見かけねえなあ」って言われたので、沖縄から高い苗を取り寄せるしかないかってあきらめていたら、苗屋さんで出会った人のバラ園を訪ねたとき、ひこばえを頂けることになりました。
うーんラッキー。
桜はここいらでは一月から咲く、緋寒桜。
これもめっちゃ丈夫で、こぼれ種でも増えるもののようです。
これも植えました。

ここは亜熱帯というには寒すぎて、ココナッツは挑戦したものの冬を越しませんでした。
カカオなんかははじめからやってみる気も起りません。
しかし、温帯のものは、品種を選ばないとうまくいきません。
ただ、沖縄では難しいと言われるアジサイは、ここではハイビスカスと同じくらい丈夫です。
アジサイは温帯のもので、亜熱帯では難しいことになっているんですが。

ここは亜熱帯と温帯の境目になるようです。

コメント

  1. ナツ より:

    すももガラリと台湾水蜜桃の接木苗を植木市で昨日、買いました。

    屋久島のガラリは取り木苗ですか?

    接木苗だとひこばえは台木?

  2. うりこ より:

    ガラリは挿し木苗だそうです。
    スモモやモモは挿し木が難しいと言われますが、ガラリは簡単にできるそうです。
    台湾水蜜桃ですか。こちらでは手に入りません。
    また見かけることがあったら、買っていただけませんか?
    熊本あたりなら、スモモも桃も普通の品種でいけるんじゃありませんか?
    それでも台湾系が手に入るのは、そちらで育てるにしても、台湾系のほうが簡単に育つからなんでしょうか?

  3. kita より:

    ブルーベリー、ラズベリーどこかに植えた記憶があります。
    中には元気に育って実を付けるものも。

    最近知りました。桑の実、何時買ったの分からないけど今年は一杯実を付けました。
    そんなに美味しいものではなかったけど、雑草に強い。
    ブルーベリー、ラズベリーより遥かに多くの実をつけて頑張ってます。
     新しい発見かな。グミより手が要らず、味もグミより美味しいし、たくさん生る。
    子供の時に食べたグミのみは美味しかったけど、ジベリン処理までして実らせたグミは酸っぱくって、
    イマイチでした。

     負けるな、屋久島ベリーガーデン、何でもチャレンジしましょう。
    やって見なければ分からない。

  4. うりこ より:

    前に住んでいた相模原市はかつては養蚕が盛んで、一面桑畑だったこともあって、桑が残っていましたが、養蚕の桑の木はもともと実を食べようという発想で選抜されていないためか、実の味については個体差が激しいようでした。
    一番おいしい木の実は、甘酸のバランスが取れていて、なかなかの味でしたが、実が小さいのが難点でした。その実が熟すころに、実を取っていたのは私だけではありません。
    最近は実を基準に選抜された品種も多いので、いくつか試してみるつもりです。
    グミも数種類植えました。数種類植えると実つきが良くなるようです。
    それほどおいしいとは思えませんが、友達がやはり、どこだかの農園で食べたグミはめちゃうまかったと言っていたので、もしかしたら、個体差があるのかもしれません。

  5. kita より:

    HCで売れ残りの桑の木を買って植えて見たら(2本目)とても大きな実が大量になりました。
    ちょっと、ビックリ食べてみたらそれなりの味。

    選抜された食用の桑の木だと思います。
    これから、少し大きく育てたいと思ってます。

    植えてみて、食べてみないと良さは分からないと思ってます。

    屋久島ベリーガーデンにもぜひお勧めします。

  6. ナツ より:

    植木市でガラリ接木苗、台湾水蜜桃接木苗とも1苗2500円です。
    台湾水蜜桃接木苗は何苗必要ですか!?
    私のヤフーブログゲストブックに連絡ください。

  7. うりこ より:

    桑はいろいろ植えたいので、とりあえず白実の桑の苗を買いました。甘いだけって噂もありますけど。おいおいいろいろ集めていくつもりです。

  8. うりこ より:

    はい、ありがとうございます。