同じもので3通りの値段がつく除草剤

開墾

浸透性除草剤といえば、ラウンドアップが有名です。
ラウンドアップはモンサント社の登録商標で、有効成分であるグリホサートイソプロピルアミノ塩が41%含まれています。
このグリホサートの特許が2000年に切れたことから、価格が安いジェネリック製品が出回るようになりました。
しかもこのジェネリック製品が、さらに農薬登録されているものとされていないものに分かれるのです。
登録に時間とお金がかかるために、その手間を省いた製品はさらに安いのですが、登録されていないものは、農地では使えません。
この価格差は結構なものです。

ラウンドアップマックスロード  5l    9465円
サンフーロン 5l(農薬登録あり)     4800円
グリホエックス 5l(農薬登録なし)    2660円

ラウンドアップマックスロードは、いろいろな改良が加えられています。
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グリホサートが吸収されやすい工夫がされているため、散布後の雨や霧の影響が少ないのです。
でも有効成分は同じなわけで、天候をみて散布すれば、効き目にそれほどの違いがあるとは思えません。

成分は同じなわけだから、農家の中にも、こっそり一番安いものを使う人がいるようです。
私も結構迷いましたが、グリホエックスではなくサンフーロンにしました。
やっぱり規則違反はよくないかなと思ったからで、成分が違うかもしれないと考えたわけではありません。

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